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2007/07/31

困った生徒・安倍首相

敗北した安倍氏の記者会見(7月30日)

安倍:国民はカイカクを望んでいることは確かなので、一層カイカクを進めてゆく。

記者:どういう根拠で国民はカイカクを望んでいると判断されるのか?

安倍:私はカイカクの推進を国民にお約束したので、それを実行してゆく。

大体こんな調子だ。
安倍氏は質問に対して全然答えず、あらかじめ決めていた答をどんな質問に対しても繰り返す。

 国民は直接質問できない。だから記者が代わって質問しているのである。問うているのは国民であり、答えるのは生徒なのだ。ところがこの生徒は質問にまるで答えようとはせず、用意してきた答を繰り返すだけだ。この生徒は先生をあなどっているか、あるいは何が問われているのかも分からない劣等生なのだ。こんな生徒が先生づらをして教育改革を叫ぶ資格はない。
 国民の大多数が大きな痛みを伴うカイカクを望んでいるという証拠はどこにもない。逆に、確かなことは、これまでのカイカクで国民や地域の貧困化が進行していることに対し、国民や地域が異議を唱えていることだ。その異議に対して全く答えようとしないのが安倍首相なのである。
 国民に対し「痛みは分かち合わなければならない」と言ったのは小泉前首相だが、痛みをこうむるのは弱者だけであることがはっきりしてきた。この路線を受け継ぐ安倍首相は前首相なみの鈍感力で暴走を続けようとしている。「反省すべき点は反省し」などと言っているが、今回の敗北は災難と受けとめているだけで、なにも反省などしていないのである。投票所減らしや投票時間の繰り上げなどで国民の権利が侵害されなければ、もっと負けていたかもしれないのに。

 お呼びでないのに、まだやるそうだ。鈍感が力にならないことにやがて気づくだろう。

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